【交通事故】年齢・事故類別統計

日本で起こった車の事故を年齢別、事故類別に統計をまとめてみました。

この統計により、年齢別に起こりえる高い事故類を知り、交通事故の予防策としていただければ幸いです。

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国内交通事故の年齢・事故類別

 

日本国内、免許保有者による交通事故を起こした年齢10代~80代以上までと、事故類【人対車両】(歩行者などと車を対象としたもので自転車は車両なので統計内には入っていません。)、【車両相互】(車両同士による事故)、【車両単独】(警察扱いによる単独事故が対象であり、自己処理の場合は統計に入っていません。)の統計結果をまとめています。

その他、年齢別で事故件数が多い物をさらに細かい事故状況に分けて、その数値から推測される状況をまとめました。

 

平成29年度 【交通事故】年齢・事故類別統計

 

年齢 人対車両 車両相互 車両単独 合計
16~19歳 768 13,826 681 29,870
20~29歳 5,196 77,902 1,874 84,972
30~39歳 6,133 64,086 1,242 71,461
40~49歳 9,016 74,097 1,546 84,659
50~59歳 7,704 55,686 1,609 64,999
60~69歳 8,772 56,632 1,824 67,228

70~79歳

5,673 36,954 1,384 44,011
80歳以上 949 12,049 704 13,702

 

人対車両事故

 

まず、人対車両の事故では40~49歳が最も多くその内訳は、

横断中の横断歩道での事故が2,999件で、その他横断歩道や付近ではない横断中の場合で2,165件。

その他の路上での事故が2,403件、横断ではない歩行者との事故が1,149件となっています。

この件数から見えてくるのは、ちょうど今の40代の人たちは第二次ベビーブームの世代となり人口も多い世代です。

そして、男性女性両方とも車を使う頻度がもっとも高くなる時期でもあります。

使う頻度が多いということは、運転時間も総じて長いと言う事になり事故に遇う確立も高くなるため件数が多いということに繋がっていると思われます。

更に、時間に追われるあまりに焦って事故に繋がったと言う事もおおいにありえるのではないでしょうか。

この年代の方は、落ち着いて運転をすると言う事を心掛けるだけでも事故件数が減少するのではないでしょうか。

 

次に多い60~69歳も変わらない事故件数となっており、その内訳は、

横断中の横断歩道での事故が3,058件で、その他横断歩道や付近ではない横断中の場合で1,854件。

その他の路上での事故が2,510件、横断ではない歩行者との事故が1,091件となっています。

そもそも、定年退職後となる60~69歳の人たちが、2番目で1番の40~49歳とほとんど変わらない数の事故件数を起こしているという事が、かなり重要な注目点と言えます。

何故、仕事を退職した世代で2番目に事故が多いのか考察すると、退職をしたことで時間にゆとりが出来、遠出や出掛ける回数が増えたことにより事故件数も多いのではないでしょうか。

特に、60代といえば老化が始まる年代でもあります。

これまでのような運転をしていては、頭で考えるほどには体が付いてこれず事故に繋がるケースも多いかと思います。

視力の低下による見落としや、思い込みによる運転での事故が統計により明らかになっています。

歩行者との事故の詳しい内訳で、対面通行による事故は404件で背面通行中(要は歩行者を後ろから轢いたと言う事)は687件となっており、対面では歩行者が避けてくれて事故にならなかったが、後ろからだと避けれない為事故件数が多い事が見て取れます。

特に、65~69歳の背面からの事故件数は401件と、他の年代と比べてもずば抜けて多くなっています。

歩行者が多い場所や、歩道が無い場所などでは速度を落とし、しっかりと周りを見渡し、2段階停止をしっかりと守った運転を心掛ければ事故は減少するでしょう。

 

ちなみに、最近ではニュースにもなっていましたが、信号機の無い横断歩道は歩行者優先です。

横断者が居た場合、停止せずに通過すると歩行者の横断を妨げた事により道交法違反となります。

これは、渡っている最中もそうですが、渡ろうとしている歩行者が居た場合でも同じです。

かならず、横断歩道手前で減速し、歩行者が居た場合には停止し歩行者が居なくなった事を確認してから通行しましょう。

 

車両相互事故

 

車両相互の事故では、20~29歳の事故件数が1番多くその内訳は、

追突その他(停車している車に追突)が38,283件となっており、事故の半分となっています。

更に、この追突事故に関しては20~29歳の年代が断トツに多く、2番目の世代と比べても1万件は多いです。

特に、少ない80歳以上では2,913件となっており、13倍もの事故件数です。

これにより、どれだけ20代の運転者が前方を注意して運転していないのかが伺えます。

スマホ世代といわれる年代の為か、運転中にスマホを触っている事が原因ではないでしょうか。

運転中には絶対にスマホや携帯に触れる事をやめれば、追突事故が大幅に減少するのではないでしょうか。

この車両相互の事故の中で、追突事故以外で見る細かい事故別では、ほぼどの年代でもそこまで差異はないのですが、唯一65~69歳の車両相互その他という事故だけが多くなっています。

車両相互その他という事故は、駐車場内や敷地内など道路や歩道も含め、[出会い頭・追越追抜き時・すれ違い時・左折時・右折時]に含まれない事故のことになります。

その殆どが、駐車場内で駐車しようとして停車している車ににぶつけた事故や出ようとして接触したなどの事故となっています。

この事から、65~69歳は特に視力低下が多い歳となり、車幅感覚や距離感のズレなどにより、接触事故を起こしやすいと言えます。

対策としては、センサー付き・アラウンドビュー装備・自動駐車システム装備のいずれか駐車補助装置が付いている車両に乗ることをおすすめします。

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車両単独事故

 

車両単独の事故は、20~29歳と60~69歳がほぼ変わらない件数となっており、事故を起こしやすい年代と言えます。

他の年代は特に差異も無い件数となっておりますが、あくまでも警察に届けられた事故件数なので、自己処理や当て逃げの場合は含まれていないので正確には分かりません。

では、分かっている範囲内で年代も20~24・25~29・60~64・65~69に分けて内訳を見てみますと、

年齢別
事故類別
詳細別20~24歳25~29歳60~64歳65~69歳
工作物衝突電柱110646866
標識351425
分離帯安全島86583533
防護柵等203117114126
家屋・塀56335690
橋脚・橋梁15131210
その他167102112147
小計672401406497
駐車車両(注1)62777088
路外逸脱転落(注2)34183350
その他29252231
転倒(注3)246129101111
その他(注4)9091181234
合計1,1337418131,011

(注1)駐車車両とは、運転手が乗車していない路上駐車の車両と衝突した場合です。

(注2)転落とは、崖下、川原、溝、田畑等道路外の低い部分へ落ちた類型をいい、車体の一部又は人体だけが落ちた類型も含むものとする。

(注3)転倒とは、車両が道路上で、工作物に衝突することなく、急ハンドル、急ブレーキ、路面の欠陥等によって自ら転倒した類型をいう。

(注4)その他とは、車両単独のうち前記のいずれにも該当しない類型をいう。例えば、急停止等による乗客の車内事故、同乗者の転落事故等がこれに当たる。

20代60代で、年代の前半後半と分けて見ると良くお分かり頂けるように、かなり違いが出てきます。

総合計で見るだけでも、20代でも約400件差で60代は約200件差となっています。

まず、工作物衝突は断トツで20~24歳が多く単独事故のうち半分以上を占めています。

これは、スピードの出し過ぎやスマホなど前方不注意による事が事故の原因となっています。

20~24歳の法令違反による事故別として、信号無視・最高速度・通行区分・優先通行妨害・一時不停止・過労運転・運転操作不適・漫然運転・脇見運転・動静不注視・安全不確認・安全速度・その他の違反と13項目にも及ぶ法令違反を断トツもしくは次点を大きく離しての2番目の件数で犯し、それが原因で事故に繋がっています。

20~24歳の方たちは、とにかく良く前や周りを見てスピードを出さないように心掛ける運転を切にお願いします。

人生これからの若者が、たった一度のミスでも取り返しの付かない事になるのが事故です。

出来る事ならば、事故には遭いたくないはずです。

余所見は絶対しないようにするだけでも、グンと事故の確率は減ります。

これをご覧になっているご家族の方からも、お声掛けし注意を促して頂けるだけでも違いますので、是非とも実行されることをお願いいたします。

そして、65~69歳も工作物衝突が多いのですが、この年代の方の場合の違反状況を見ると、信号無視・優先通行妨害・歩行者妨害・一時不停止・漫然運転・運転操作不適・安全不確認・その他違反の8項目が目立って多いです。

この内、【優先通行妨害】【歩行者妨害】【一時不停止】は1位になるほど違反件数が多く、【安全不確認】も目立って多くなっています。

この違反から見えてくるのは、明らかに視力の低下により見落としや不注意が多くなっていると言う事です。

60代後半の方は、今まで通りの運転では危険だと言う事を認識していただき、今まで以上に注視して運転する事を心掛ければ事故は減少するでしょう。

そして、60代後半から身体機能の低下が事故件数や状況により明らかとなっていることから、70代になれば老化が更に進行している物と思い、より一層安全運転を心掛けてください。

 

以上が、【交通事故】年齢・事故類別統計のご紹介でした。

ご参考に役立てて頂けたら幸いです。

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最後までお読み頂きありがとうございます。