平成27年12月14日
川崎重工(カワサキ)はW800に不具合があったとして、
国土交通省にリコールの届けを提出した。
不具合箇所は電気装置(電気配線)と原動機(スロットルボディホルダ)にある。
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不具合の状況と原因
①電気配線の配索設計が不適切なため、
電気配線がフレームの突起物と
干渉していることがあるとしている。
その為、そのままの状態で使用を続けると
電気配線の被覆が磨耗して芯線がフレームと短絡し、
最悪の場合
走行中にエンジンが停止する恐れがあるとしている。
②スロットルボディホルダの耐熱性が不足しているため、
エンジンからの熱により硬化することがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると
振動により亀裂が発生し、
亀裂部から空気を過剰に吸入しエンジン不調となる。
最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改善措置
①全車両、当該電気配線を点検し損傷のあるものは補修、
または交換を行うとともに保護カバーを追加し、配索を変更するとしている。
②全車両、スロットルボディホルダを対策品に交換する。
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不具合件数及び発見の動機
不具合は、①3件・②8件で不具合による事故は①②ともに無しである。
発見は市場からの情報、及び国土交通省からの指摘によるものだった。
リコール対象車の名称と型式
及び車台番号と製作期間、対象台数
w800
型式 EBL-EJ800A
車台番号 EJ800A-001092~EJ800A-015859
製作期間 平成22年12月17日~平成24年12月28日
対象台数 3,629台
車台番号 EJ800A-015855~EJ800A-026781
製作期間 平成24年12月28日~平成27年12月4日
対象台数 2,344台
合計1車種1型式 5,973台
使用者及び周知措置
使用者にはダイレクトメールで通知するとしている。
改善実施済車にはステアリングヘッドパイプ左側のガセット部に
No.3720のステッカーを貼付する。
バイクはほんの些細な不整備でも事故に繋がりますし、大変危険です。
お早めの対処をお勧めします。
ご参考になればさいわいです。
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