ホンダ【リコール】VFR1200F・X 走行不能 走行中リアロックの恐れ
平成27年12月4日、ホンダ技研は不具合があったとして
国土交通省にリコールの届けを提出した。
リコール対象車種はVFR1200FとVFR1200Xの2車種で発見された。
不具合箇所は動力伝達装置(プロペラシャフト)にあるとしている。
基準不適合状態の状況と原因
プロペラシャフトのヨークジョイント部において、ベアリング抜け防止のかしめ圧及びベアリングを保持するハウジングの形状が不適切である。
そのため、走行時の摩擦による熱や高い負荷によりベアリング内部が磨耗するものがある。
それにより、そのままの状態で走行を続けるとヨークジョイント部が破損して、最悪の場合走行不能となったり、プロペラシャフトがスイングアームと干渉しリアホイールがロックするおそれがある。
改善措置の内容
全車両、プロペラシャフトを対策品に交換する。
ただし、対策品の供給に時間を要するため当面の暫定措置として、
全車両プロペラシャフトを点検しヨークジョイント部の作動不良が確認された物については、プロペラシャフトを新品に交換する。
不具合件数1件事故件数無し
市場からの情報により発見した。
使用者にはダイレクトメール等で通知するとしている。
改善実施済車には、車台番号付近にNo.3709のステッカーを貼付するとしている。
リコール対象車種名と型式、車台番号と製作期間及び対象台数
VFR1200F
型式 EBL-SC63
車台番号 SC63-1000020~SC63-1001061
製作期間 平成22年3月2日~平成22年12月9日
対象台数 1,042台
車台番号 SC63-1100001~SC63-1100326
製作期間 平成23年1月20日~平成24年1月17日
対象台数 326台
車台番号 SC63-1200011~SC63-1200177
製作期間 平成24年2月20日~平成24年10月31日
対象台数 167台
車台番号 SC63-1300001~SC63-1300206
製作期間 平成24年11月6日~平成27年7月13日
対象台数 206台
VFR1200X
型式 EBL-SC70
車台番号 SC70-1000005~SC70-1000115
製作期間 平成26年2月20日~平成27年9月2日
対象台数 111台
合計2車種、2型式 1,852台
お問い合わせ先
ホンダ技研工業株式会社 お客様相談センター
TEL 0120-086819
結構重症な不具合ですので、お早めの対処をお勧めします。
バイクの不具合は命に関わります、充分な整備を!
ご参考になればさいわいです。